中日新聞・chu-ta(2022年4月2日)にて、高山市をベースに岐阜県での家具の「引き取り(レスキュー)事業」「リメイク事業」についてご紹介いただいております。
家具々鹿々 その後
2021年12月号で特集した「家具々鹿々(通称:家具鹿)」。飛騨高山の家具職人たちが、古家具のリメークや修理を手掛けています。ちゅーた読者さんから引き取った椅子が、「生まれ変わったよ」と連絡がきました。展示会でお披露目となること。
3月5日、静岡県浜松市の「ギャラリーあ」。椅子は入り口そばのまどぎわにありました。小紙発行直後に高山市の女性から「使っていないけど捨てたくない。あなたたちに託したい」と依頼されたそう。 背もたれデザインが印象的な1脚と、小ぶりで使いやすい1脚。骨組みは生かし、座面に新しい布やレザーを貼りました。大胆なパッチワークがおしゃれ。メーカーの端材を使っています。
愛着のある家具を手放すのは寂しいけど、新しい価値をまとい、誰かの手に渡るなら・・・。「長く真剣にものと向き合う人へ届けたい」と家具鹿の4人。依頼者と職人、ちゅーたの思いも少し乗せ、椅子は新しい持ち主を待っています。